ジャンジャングループ(㈱エスエープランニング)の最新店舗《ジャンジャンマールゴット南阿佐ヶ谷駅前店》が4月28日にグランドオープンした。会員管理に注力した営業を基本方針とし「ファンづくり」に邁進している同店。その営業を支えているのがマースエンジニアリングの各製品群だ。
会員分析を基に営業を組み立てる
《ジャンジャンマールゴット南阿佐ヶ谷駅前店》は、これまで《パーラーロイヤル》の屋号で営業していた店舗。2019年にジャンジャングループがM&Aを行い、今回のグランドオープンで屋号を変更した。同時に2階フロアを増床し、1階パチンコ223台、2階パチスロ181台の2フロア構造に拡張した。
主力設備では《パーラーロイヤル》当時から、マースエンジニアリングのユニット&コンピュータ『ユニコン』、会員/景品管理システム、Air紙幣搬送システムなどの最新機器を導入しており、増床した2階のパチスロフロアにはメダルパーソナルとAir紙幣搬送システムを新規導入している。
その同店が営業の中軸に据えているのが「会員管理」だ。
同店の戸谷好二ストアマネージャーは、「会員管理を行う目的は、ファンづくりです。ファンを作るためにはお客様のことを知らなければなりません。たとえば全国的な遊技データを基に遊技機の良し悪しを判断しがちです。しかし、地域や台数などが違えば当然、お客様も違うはず。大事なのは自店に来てくれるお客様の動向であり、それを正しく把握するためにも会員管理が非常に重要だと考えています。そして、一人ひとりのお客様のニーズにあったサービスを提供し、ファンになってもらうことが理想です。今回の店舗ではそうした会員管理が出来るマースのシステムが導入されていたこともМ&Aする上で重要な要素でした」と話す。
ビジターカードの捕捉機能を高評
そのマースの会員管理システムの中で、戸谷ストアマネージャーが特に評価しているのが、ビジターカードからの捕捉だ。
「会員になったものの会員カードをユニットに通さないで遊ぶお客様は意外と多いんです。ただ、そうした人も景品交換時の余り玉等を会員カードに貯めたりしますが、マースのシステムではビジターカードで遊んだ履歴が会員カードに移行され、紐づけられるようになっています。正確な会員分析を行うには正しいデータの蓄積が必要ですので、この機能は本当に役立ちます。スタッフも『会員カードを入れて遊技してください』としつこく勧めずに済みますし、お客様もストレスを感じない。でもデータはしっかりと取得できている…。他のシステムに無い、かゆいところに手の届くシステムです」。
2階のパチスロフロアに導入したメダルパーソナルについては、「スタッフの手が掛からず、その分、お客様との会話や入会案内など、きめ細かく時間を使えます。スタッフがメダルに触らないためコロナ対策にもなります」と戸谷ストアマネージャー。Air紙幣搬送については圧倒的にトラブルがなく、遊技を中断させない点や紙幣回収の作業が楽になった点など、遊技客、スタッフの双方にとってメリットが大きいと話す。
今後については、「ファンと一緒にお店も成長できると嬉しいです。お客様がいてお店が発展し、お店が発展するからお客様に喜んでもらえる営業ができる。それが地域貢献にもつながれば良いですね。全体が成長することが理想です」と戸谷ストアマネージャー。
その第一歩にマースの各システムが寄与している。