【コラム】ジャグラーなどパチスロAタイプの「設定」投入の考え方とは!?

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・稼働アッププロジェクト
今回は、高設定の投入比率で稼働が大きく変わる現状において、特にその傾向が顕著な「Aタイプ」の設定投入について考察します。特に『ジャグラー』シリーズに重要な考え方になりますので、参考にしていただければと思います。

高稼働日と低稼働日で
高設定の入れ方が変わる!?

新台供給が滞りがちないま、機械で集客するのは困難と言わざるを得ません。その中で集客していくためには、出玉による差別化が非常に重要です。特に「Aタイプ」は設定の高低が分かりやすいため、なおさら日々の設定投入が重要と言えます。

どの台に高設定を投入するべきなのかは、閉店時のデータを考慮して決定する事が多いと思いますが、出玉の暴れが大きいAT、ART機と違い、Aタイプに関しては、設定に素直な出方をすることが多いです。特に平常営業から低設定、中間設定、高設定の全てを駆使する『ジャグラー』シリーズは、設定投入の仕方で稼働が大きく変わります。

今回は 5号機の『アイムジャグラーEX–AE』の実例データを基に、翌日、どの台に高設定を投入すべきなのかを考えてみます。稼働アップを図るためには、日々の設定投入の場所が重要になります。

稼働が悪い日は、前日データからお客様が狙って遊技しそうな台に優先的に高設定を投入していくのがセオリーになります。稼働が悪いのに、遊技客が敬遠する前日データの台に高設定を投入しても、その高設定台は稼働せずに埋もれてしまいます。

反対に稼働が良い日は、前日データからお客様が敬遠しそうな台に優先的に高設定を投入します。高稼働日は、敬遠される台に高設定を投入しても最終的には誰かが発見して打ち込んでくれる可能性が高いからです。また、敬遠される台に高設定を投入することで、後から来店したお客様でも高設定を掴むことができるなど、どこにでも、いつからでもチャンスがあるホールという好印象を与えることもできます。

お客様心理で
投入場所を考える

では、どのような台が狙われやすく、どのような台が敬遠されるのでしょうか。『アイムジャグラーEX–AE』の実例データを参照して考えてみましょう。下の図表は、 A番台~H番台の8台分の閉店時のデータです。

差枚数が赤字の台はお客様の勝ち、黒字の台はお客様の負けを表しています。確認する項目はここに示した、「稼働」「差枚数」「BIG回数」「REG回数」の4項目です。

もちろん実際には、前日、前々日のデータもチェックして翌日の設定配分を組みますが、ここでは簡易的に当日の閉店時データだけを参考に考えていきます。また、狙われやすい台から「◎>○>△>×」という順で、狙われ度を記載しました。各台の特徴は図表の下の通りです。

最も狙われやすい台は、前日の大負け台と、高設定っぽいのに負けてしまった台であり、 A番台とE番台が該当します。前日の大負け台は設定が上がる可能性が高いと思われ、高設定っぽいのに負けた台は高設定が据え置かれると考えるお客様がいるためです。

次に狙われやすのがC番台とF番台です。REGが先行していますが、稼働が少ないまま負けているため、高設定の可能性を含んだ台になります。高設定の据え置き、あるいは出ていない台や低稼働台をフォローするために設定を上げてくるのではないか、という読みのもと、比較的狙われやすい台となります。

その次のD番台とG番台は少し特殊で、ホールの普段の設定投入方法によっては、狙われ度が「△→〇」にもなる台です。普段から高設定の据え置き、出た台の設定上げを多用しているホールでは、このD番台とG番台は狙われる傾向にあり、その傾向は高稼働店に多く見られます。

「出た次の日は出ない」とお客様に思われることは、ホールにとっては非常にマイナスですし、出しても、出しても、稼働が上がらない事態になりかねません。反対に「出た台は次の日も出る」「出た機種は次の日も出る」とお客様に思われているホールは、出せば出すほどお客様が増えていくはずです。

そのため高稼働を目指すには、このD番台とG番台に高設定を投入していく必要があります。しかし、低稼働店ではこれらの台に高設定を投入しても埋もれてしまうため、まずは最も狙われやすい台に高設定をしっかりと投入することから始めていくべきでしょう。

お客様が最も敬遠するのがB番台とH番台です。B番台は前日データから設定の高低が読みにくく、翌日に高設定になる根拠に乏しい。H番台は低設定っぽい台が偶然出たと思われ、その台に高設定を投入してくるとは考えにくいため、敬遠されがちとなります。

だからこそ、高稼働日にはこれらの敬遠される台に高設定を投入することで、最終的には誰かが打ち込み、出玉が出て、それを見た他のお客様が「このホールはどんな台にでもチャンスがある」と思うようになります。また、後から来店して残り物の高設定を掴んだお客様は「このホールなら、いつ行ってもチャンスがある」と思ってくれるのではないでしょうか。

反対に、もし高稼働日に狙われやすい台だけに高設定を投入していると、全台がある程度稼働してデータが出揃った時点で、お客様は全体を見渡し「狙われやすい台にしか高設定が投入されないホール」だと最終的に判断してしまいます。その結果、「狙い台が取れなければ帰るしかない」と思われ、朝イチの状況より客数が増えずに、稼働も頭打ちとなってしまうでしょう。

「高稼働日」と「低稼働日」によって高設定を投入する台を意図的に使い分け、 Aタイプコーナーを上手く活用していきましょう。

◆著者プロフィール
三木 貴鎬
㈱エスサポート代表取締役
1972年生まれ。97年中央大学商学部卒業後、パチスロ専門店(神奈川県42台)にて勤務。01年〜06年グループ4店舗を統括部長として指揮、在職中より他店舗のコンサルティングにも携わる。この期間、全ての店舗で稼働平均15,000枚を継続。07年に独立し、パチンコ・パチスロホール運営コンサルタントとしてエスサポートを設立。“ホールの知恵袋”として全国どこにでも出張中。社内外を問わず行うセミナーも好評。

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