パチンコホール4団体の誓約書確認機関は12月14日、パチンコ・パチスロ産業21世紀会決議を遵守していない店舗に対する「通報・確認システム」の通報件数を発表した。
それによると、システムの運用が始まった10月19日から12月14日正午時点の総通報件数は497件(うち重複通報294件)で、154件に対し事実確認書を送付している。高射幸性パチスロ機の撤去未履行が確認され、全国遊技機組合連合会(全機連)に詳細を通知した店舗数は12店舗となった。
前回12月1日時点の発表では、全機連に通知した件数は4店だったため、新たに8店舗が増えたことになる。
また、誓約書確認機関では、21世紀会誓約書を提出していない25店舗に対しても、通報内容が事実であるかを確認するための事実確認書を送付したという。
同システムは、21世紀会決議を遵守していない店舗を発見した場合に、スマートフォンなどを使ってインターネットの専用フォームから誰でも通報できるシステム。
通報された内容は、誓約書確認機関がその事実を確認し、決議内容を遵守していないことが確認された場合や当該店舗から返信がない場合、関係諸団体に通知することとなっている。
21世紀会決議は、旧規則機の経過措置機関が延長されたことを受けて、旧規則機を計画的に減少させていくことを目的に定められたもので、高射幸性パチスロ機について「当初の検定および認定切れ日までに撤去する」としている。