緊急事態宣言解除後、遊技再開者が約6割まで上昇

投稿日:2020年8月12日 更新日:

シーズリサーチは8月7日、一般パチンコファンを対象としたWEBアンケートによる「新型コロナウイルスに関する調査レポート」の結果を公表した。同社では今年5月、6月にも同調査を実施しており、今回で3回目。

今回は7月29日に実施したもので、新型コロナウイルスに関する一般ファンの意識や行動について4,795人(うち過去1年間にパチンコ・パチスロを遊技したことがある人3,639人)から回答を得た。

緊急事態宣言解除後の遊技参加状況については、「行った」と回答した割合が58.2%。6月の調査では4割(39.9%)だったが、6割近くまでアップしたことがわかった。「(行く気がなく)行っていない」も16%と、6月の調査時(26.1%)に比べて大幅にダウンしており、遊技意欲へのネガティブな印象は低下してきていると同社では解説している。

続いて、アンケート調査の回答者のうち、緊急事態宣言解除後にパチンコで遊んだ人(月1回以上のパチンコ遊技者)500人を対象として、新型コロナウイルスの流行前と遊技回数や遊技時間がどのように変化したのかなどを質問した。

まず、遊技回数、遊技時間はどちらも「変わらない」が4割以上で最も高かった(遊技回数が43.2%、遊技時間が43.4%)。「かなり減った」と答えた人の割合が遊技回数のほう(14.2%)が遊技時間(11.6%)よりもやや高かったものの、遊技回数と遊技時間の回答傾向に大きな差はない。

ただ、遊技回数、遊技時間はともに新型コロナウイルス流行前に比べて増えたよりも、減った割合のほうが高く、緊急事態宣言が解除されても遊技する回数や時間を抑えている現状がうかがえる。

新型コロナウイルス流行前と比較して、遊技回数、遊技時間がどう変わったかを年代別にみると、若い年代ほど遊ぶ回数や時間の増えた割合が高く、年代の高い層ほど減っていることがわかった。

遊技回数は「かなり増えた」「やや増えた」が30代以下は34.8%、40代は24%、50代は13.7%、60代以上は11.1%であるのに対して、「かなり減った」「やや減った」が30代以下は25.9%、40代は33.8%、50代は37.9%、60代は45.5%となっている。

遊技時間は「かなり増えた」「やや増えた」が30代以下は34.8%、40代が24%、50代が12.9%、60代以上が11.1%であるのに対して、「かなり減った」「やや減った」が30代以下は26.6%、40代は33.1%、50代は36.3%、60代以上は47.5%となっている。

新型コロナウイルス流行前と比較して、遊技回数、遊技時間がどう変わったかを遊技頻度別にみると、高頻度層ほど増えた割合が高く、低頻度層ほど減ったと答えている。

ヘビー(週2回以上)ユーザーは「かなり増えた」「やや増えた」と答えた割合が遊技回数は41.1%、遊技時間は40.4%と、いずれも約4割。一方、ミドルライト(月1回程度)ユーザーは「かなり減った」「やや減った」と答えた割合が遊技回数は49.3%、遊技時間は47.7%といずれも半数近くを占めている。

新型コロナウイルス流行前と比較して遊技回数や遊技時間が減少したユーザーにその理由を質問したところ、「コロナウイルスの感染が心配だから」が最も高く61.9%。以下、「負けそう・出なそうだから」が36.5%、「コロナの影響で周りの目が気になるから」が28%、「喫煙環境が悪くなったから」が27.5%で続いている。

新型コロナウイルス流行前と比較して遊技回数や遊技時間が減少した理由をユーザーの遊技頻度別でみると、「コロナウイルスの感染が心配だから」が週1回以上の遊技者で64.5%、月1回程度の遊技者で56.9%と、いずれもトップ。2番目に高かったのも頻度別の違いはなく、「負けそう・出なそうだから」で、週1回以上の遊技者が33.1%、月1回程度の遊技者が43.1%。しかし、第3位は週1回以上の遊技者が「コロナの影響で周りの目が気になるから」(29%)であるのに対して、月1回程度の遊技者は「喫煙環境が悪くなったから」(33.8%)と理由に違いが出ている。

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