《キコーナ》の屋号でチェーン展開するアンダーツリーが5月31日にツイッター上で開始した『#コロナ共闘PJ』。内容を見てみると、出店する地域周辺の飲食店などを紹介しているようだ。ここでは同プロジェクト発足の経緯や内容、込めた想いなどについて、同社担当者に話を聞いた。
「『#コロナ共闘PJ』は、簡単に言うと同じ地域で商売する店舗様を紹介するプロジェクトです。コロナ禍において、商売する立場の方たちの経営は決して楽ではありません。それは当社も同じです。その中で、どこまで力になれるかと考えたときに、当社の強みであるSNS(ツイッター)を使って地域を盛り上げることはできないかと考えたのが、プロジェクト発足のきっかけです」と話すのは同社営業戦略部の中村栄一エリアマネージャーだ。
同社では、地域コミュニティの創造を目的として2015年から『キコーナ コミュニティ チャレンジ(以下、KCC)』を推進。各店舗の所在する土地で営業させてもらえることに対する感謝を形とし、地域に根差した店舗にしていくため、各店舗が主体となって様々な地域貢献活動を行っている。このKCCが『#コロナ共闘PJ』のベースとなっているという。
ツイッターでの投稿の見せ方は店舗次第。実際にスタッフが飲食店に行き、おすすめメニューを紹介したりするケースもある。現在までに200を超える店舗を紹介しているほか、他法人でも同プロジェクトに賛同・協賛し、ツイッター上で地域の店舗を紹介するなど、活動の輪が拡がっている。
「活動を通して、協賛して下さる他法人の方もいらっしゃったので、自分たちが大変な時でも“地域の為に何かしたい”という気持ちは皆さん同じなのだと実感しました。コロナ禍によって業界は大きなバッシングを受けましたが、ホールは地域共生を理想とすべきと考えます。『#コロナ共闘PJ』を通じて、マイナスイメージを払拭し、再び地域が活性化できるように引き続き取り組んでいきたいですね」と中村エリアマネージャは話す。