【コラム】パチンコ新時代到来! 『遊タイム』の販促ポイント

投稿日:2020年6月1日 更新日:

◆注目機の販促ポイント
新型コロナウイルスの影響もあり、『遊タイム』搭載機の普及が進まない状況ですが、『遊タイム』搭載機の魅力をどのように伝えていくか、時間消費型の中高年層に浸透させていく方法を考えてみましょう。

『遊タイム』の普及

警察庁による「技術上の規格解釈基準」および「日工組内規」の改定により、『遊タイム』を搭載したパチンコ機が登場しました。その仕組みは割愛しますが、『遊タイム』という新機能がパチンコ市場に大きな影響を与えようとしております。

『遊タイム』を搭載したパチンコ機は、パチスロ旧基準機の設置が減り、投資意欲の低下したパチスロユーザーにも新しい投資先として注目が集まっているように思えます。今回の『遊タイム』は、パチスロでいうゲーム数天井とほぼ同じような仕組みとして捉える事ができるからです。

さて、ここで問題になってくるのが既存のパチンコユーザーです。『遊タイム』は、もっぱらパチンコを打つユーザーには新しいシステムであり、浸透するまでに時間を要すると考えられます。その要因としてはパチンコの場合、通常中は(特殊な機種を除き)当たりか外れ、基本的にはどちらかしかないからです。

若年者の場合でもパチンコユーザーとパチスロユーザーでは、情報取得率に差異があります(年配層であればなおさらです)。これはパチンコユーザーに問題があるのではなく、パチンコの楽しみ方(演出の信頼度、演出の法則違いなど)が、パチスロと違うことに起因しております。

『遊タイム』の販促ポイント

さて、ではどの様にこの『遊タイム』を認知訴求していくかを考えていきましょう。今回の販促のポイントは3点で、「興味」「関心」「コミュニティ」となります。

・ポイント①
『遊タイム』ってなんだろう?の「興味」を持っていただく

多くのホール様の場合、導入したことに対する販促については十分に行っている一方、その機種にどの様な見所があり、また、どの様なセールスポイントがあるのか、これについての販促が不足している様に思えます。

全てのホール様がそうだとは言いませんが、ホール側からの商品提案ではなく、ユーザー側が欲しいものが置いてあるだけの状況になっていませんか?私はこれをコンビニ型店舗と呼んでいます。

大事なことは、欲しいもの(打ちたい機種)が決まっていないユーザーに対し、商品(遊技機)のメリットを伝え、如何に「興味」を持って頂けるか。デパート型の店舗を目指していきましょう。参考に「『遊タイム』とは?」のポスターを掲載させて頂きます。

『遊タイム』に「興味」を持たせる販促事例。

自店でもこのようなポスターを作成済みのホール様は、脱コンビニ型としての第一歩はクリアです。しかし、『遊タイム』搭載機を導入しているにも関わらず、説明が不足しているホール様も少なからず見受けられます。一旦、販売の初心に戻りましょう。ゲームや家電を購入する際に、パッケージだけで判断するお客様は「マイノリティ(少数派)」です。

・ポイント②
『遊タイム』の新しいシチュエーションに「関心」を持っていただく
同じ『遊タイム』の販促ですが、今度は時間帯によるシチュエーションの変化と仕事終わりのユーザーにターゲットを変えた販促になります。

以前からも夜パチの販促はありましたが、ハイスペック機の訴求が多く見受けられました。以前の規則であればハイスペック機でも確変の消化時間がそこまでかからず、ハイリスクハイリターンを狙うお客様の稼働を促せました。しかし現行の規則では、確変の消化時間がかかる上にパチンコの場合、天井に近しい機能がこれまで無かったので投資金額の上限が見えず、投資意欲に繋がりづらかったと思えます。

しかし『遊タイム』の登場によりある程度の投資額も見え、さらに『Pフィーバー真花月2夜桜バージョン』の場合、『遊タイム』中の大当りは必ず確変(ST)に入ります。大当り後も楽しいという点は、同機の訴求ポイントとなるでしょう。

具体的な販促方法としては、仕事終わりの時間帯のユーザーを狙い、早番と遅番の交代時に、イーゼルのポスターを入れ替えてみるのが効果的です。最近はデジタルサイネージを活用しているホール様も多く、以前より簡単にシチュエーションに対する販促の変化が付けやすくなりました。

「遊タイム」の新しいシチュエーションに「関心」を持たせる販促例。

ポイント③
「コミュニティ」は最高の差別化
年々、機械での差別化が難しくなってきております。以前「モノ消費」ではなく「コト消費」で楽しんで頂くことを推奨させて頂きました。私の尊敬する実業家の森岡毅氏が、丸亀製麺を支援した際のブランド作りに「コト消費」を取り入れ、業績回復に一役買われております。

ではホール様において、どの様なことが出来るのでしょうか。既にYouTubeを活用するホール様もありますし、女性スタッフを自店のイメージキャラクターの様にSNS上で露出を高めているホール様も存在します。確かにこういった手法は、これからの時代において効果的でしょう。

しかし、どちらも大きく労力が掛かる点は否めません。そこで、ちょっと変化のあるアナログ的なコミュニケーションとして、新台入替の朝の並びの際、ホワイトボードなどで新機種の見どころの授業をしてみては如何でしょうか。

「そんなこと…」 と思われるかもしれませんが、お客様とのセッション時間が減っている今だからこそ「そんなこと…」と思いがちな手法であったとしても、コミュニケーションとして成り立つと私は思っています。

解決策は?
私たちはこのような新台や時流の問題の解決のお手伝いを「フダポス」というツールでもご支援させて頂いております。またリニューアルキャンペーンを現在、行って御座いますので一度ご覧頂き、是非、皆さまのお力になれましたら幸いです。

梶川弘徳(かじかわ ひろのり)
株式会社CFY代表取締役
パチンコホール企業で営業部長として営業戦略や組織マネジメントの責任者として活躍し、2009年33歳で㈱CFYを設立して現在に至る。座右の銘は会社名の由来でもある「Crazy For You(あなたのために)」
●株式会社シー・エフ・ワイ
URL:https://amuse.cfy.jp/
Mail:info@cfy.jp

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