遊技者の喫煙率を調べた統計データの速報値がこのたび、調査企業の㈱シーズより発表された。遊技者の喫煙率は55.1%で、昨年度とほぼ変わらない結果となり、遊技者の5割以上が喫煙者という実態が明らかとなっている。
2020年4月1日から原則屋内禁煙となり、パチンコホールもその対象に含まれる。多くのホールでは喫煙室を設けるなどの対応を行っている現状だ。
同調査(速報値)によると、上述の通り、遊技者の喫煙率が55.1%。遊技状況別では、パチンコ遊技者の喫煙率が56.3%、パチスロ遊技者の喫煙率が60.4%となっており、パチスロ遊技者のほうが喫煙率の高い結果となっている。
また調査対象者全体(遊技参加の有無を問わない)の喫煙率は19.4%、非遊技者の喫煙率は15.2%。一般的な国民の平均値に比べ、遊技者の喫煙率の高さはこれまでも知られていたことだが、今回の調査でもその傾向に変わりはなかった。
調査では、吸っているタバコの種類も調べており、紙巻きタバコのみを吸っている人の割合は、遊技者が40.1%に対し、非遊技者は64.0%を占めた。つまり、遊技者は非遊技者に比べ、加熱式タバコ、電子タバコといった新しいカテゴリーのタバコを吸っている人の割合が高い結果となっている。
今回の調査は、㈱シーズのほか、㈱エンタテインメントビジネス総合研究所、㈱アミューズメントプレスジャパンの3社が合同で企画、実施。喫煙状況のほか、パチンコ・パチスロプレイヤーの参加人口や、新規則機の動向などについて結果をまとめ、「パチンコ・パチスロ プレイヤー調査2020」として今年5月の発表を予定している。