パチンコホール《楽園》(運営:浜友観光)の一部の店舗が、新型コロナウイルス感染の拡大に伴い週末の臨時休業を決めた。実施日は4月4日(土)、5日(日)と4月11日(土)、12日(日)で、自治体による「週末の外出自粛要請」の発表を受けての判断となる。
臨時休業する店舗は、浜友観光が運営する《楽園》のうち、現時点で確認できたのは東京都の4店舗(鎌田店、大山店、渋谷道玄坂店、池袋店)と大阪の1店舗(なんば店)。何れもピーワールド等で臨時休業する旨を告知している。なお上記の店舗でも、平日は通常通りの営業を行う。
東京都では3月28日(土)、29日(日)の週末、小池百合子東京都知事により週末の外出自粛要請が出された。ただし一部のテレビやネットニュース等では、都内のパチンコホールの開店前に数百人が並んでいる光景が報道され、世間から疑問の声が上がっている。
3月30日に開かれた東京都の記者会見によると、今のところ「曝露(※ウイルスなどにさらされること)が疑われる場所に関して、パチンコ店や雀荘の報告はない」(西浦博北海道大教授)という。
しかし依然として、パチンコ営業に対し「休業すべき」との声が一部、世間から挙がっていることもあり、東京都遊協などのホール組合では、これまで実施している「換気の徹底」「清掃消毒の徹底」「広告宣伝の自粛等の対策の確実な実行」に加えて、新たにホール営業の開店前にお客が並ばないようにするための施策を組合員ホールに求めるなど、新型コロナウイルス感染拡大の防止策をより徹底している。