ファン視点により「入替」や「育成」候補を数値で明確化
「PLUS'WIN」は、大都販売のホールコンピュータ『ZEUSIS PLUS』と日本ゲームカードのカードシステム『G∞WIN'Z』が連携し新たな「ファン視点分析」を提供するサービス。機種の実力やファンからの支持率、ファンの勝率など、様々なデータを見える化する。
東京都江戸川区の『将軍葛西店』は、昨年末に『PLUS'WIN』を導入。様々なシーンでホールの業績向上につながっていると佐々木店長は評価する。
・効率的な機種分析を実現
「これまで、ホールコンピュータのデータでは台稼働だけしか分からず、新台を導入した後、一台あたり何人が着席したのか、何人が出玉を獲得したのか、といったことは目視による測定や遊技履歴等から推測していました」(佐々木店長)
しかし今では、『PLUS'WIN』の「機種実力評価分析」を利用することで、それらのデータをより正確に捕捉。育成機種の見極めや寿命の予測、活用方法などの機械戦略をいち早く立てられるようになった。さらに、従来ほぼ丸1日費やしていた新台分析の時間を、人材育成やマネジメントなどに振り分けられるようになったことも大きなメリットだという。
“脱常識”の機種活用を後押し
もうひとつ、重宝しているのが「機種相関分析」だ。ある機種を遊技するファンは、他にどんな機種を打っているのか。ファンの動き方から機種同士の相関や親和性を分析し、入替や育成していく機種を見える化する。数値による根拠から、今までとは異なる機種活用戦略へ導く機能だ。
「これまでも機種ごとの回遊はなんとなく把握しているつもりでしたが、それが実は思い込みだったり、目視では見えなかったデータが浮き彫りになりました」
例えばミドルタイプの4円パチンコをメインで遊技するファンは、同じミドル帯との回遊が多いと考えていたが、実は甘デジやパチスロのジャグラーとの回遊も多く、新たな「相関」が見えるようになったようだ。
「確率帯での島配置が今は王道スタイルだが、今後は、お客様の動線に沿った島構成を検討していきたい」
『PLUS'WIN』のメリットはデータを把握して戦略を立てるだけではなく、戦略の効果を検証できること。佐々木店長は「これからのホール運営は、人の感性や過去の業界の常識ではなく、データをもとにした緻密な営業つまり”脱常識“が求められます。その意味で『PLUS' WIN』は、これからの時代に必要なサービスだと言えますね」と語る。