グローバルアミューズメントは3月5日、同社の会員専用セミPBパチンコ機「P炎のドラム魂GA」を都内港区のTKP品川カンファレンスセンターで発表した。
同機は、ホール営業の差別化が難しい市場環境にあるなか、自店ファンに愛される独自の機械を実現するために誕生。ニューギンのドラム機をベースに、機械の分析で定評のあるグローバルアミューズメントのノウハウに加え、開発には12社の会員ホール企業が参加した。また遊技機に搭載する楽曲を、ニューギンの過去のパチンコに搭載していた楽曲を流用するなどして、1台おおむね30万円という安い価格を実現した。
ゲーム性では、今のパチンコが抱える様々なストレスを排除するための工夫が凝らされている。スペックは6段階設定付きのライトミドルで、初当たり時は必ず1,500個の出玉が得られる点が特長だ。また初当たり後はST(200回)に100%突入する。
演出面では、導入ホール企業に合わせた“屋号”演出を搭載。チャンス予告等で屋号名のボイス演出が発生する仕掛けとなっている。また、高確中の演出は極力、無駄な間を省くことで遊技者のストレスを軽減した。
発表会には、グローバルアミューズメントやニューギン関係者のほか、開発に参加した会員ホール企業の関係者や、本機の開発にあたりアドバイザーを務めた人気ライターの大崎一万発氏などが出席した。
大崎氏は同機について「現在、尖がった機械は多いが、同機のような安心して長い時間楽しめる機械が非常に少ない。僕も特に演出の部分で細かく注文を付けた。例えば、間であったり、フリからオチの付け方におけるバランスであったり、不要な演出の排除など。当たった時の気持ち良さ、出玉感、安心感といった相反するように思われる3つの要素が1つの方向性にまとまり、かつてない斬新な機械になった」とアピールした。
導入ホール企業の1社であるアサヒディード(屋号:イルサローネ)の志宇知敏夫商品管理担当マネージャーは、同機の導入にあたり「導入後はホール側の腕の見せ所になると思う。しっかり運用し、地域の皆様に愛される機種にしたい」と意気込みを語った。
同機の導入開始日は3月23日で、市場導入台数は1,000台となっている。