【Voice】企業体制や営業の在り方など新しい時代に備える年に

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・Green Voice
規則改正から3年目の2020年が始まる。翌21年の2月には経過措置期間が終わり、ホールの経営環境は新規則機に切り替わる。今年はそのパラダイムシフトに向けて企業の体制や営業の在り方などを備える重要な1年となる。

ホールを取り巻く課題は依然として多い。まず19年12月に多くのホールで主力の旧規則パチスロ機が入替えられた。同時に1月31日までに高射幸性パチスロ機の設置比率の自主規制がある。業界全体では15%以下の目標値を下回っているものの、対象機を多く抱えるホールにとってはその対応も必要となる。

これまで集客や売上、利益を担っていた旧規則機が外れていく中で、どう既存客のニーズを満たし、採算の取れる体質に変えていくのか。新規則機の使い方や入替頻度、営業形態や収益構造などを見極めていかなければならない。

現状、市場に残っている旧規則パチンコ機は約190万台、旧規則パチスロ機は約130万台といわれている。高射幸性パチスロ機以外に人気機種ジャグラーの入替えも本格化する。これらの旧規則機を入替えていくだけでもホールは大きなコスト負担になる。機種の性能、自店のファンのニーズをしっかりと掴み、ロスのない入替えを進めたい。

ホールが2020年に円滑に入替えを進めていくためには、魅力ある新規則機のリリースが不可欠なのは言うまでもない。しかし、その前提となるパチスロの保通協の型式試験の適合率は依然として低い水準にあり、ここにきてパチンコの適合率も下がっている。保通協には風営法議連が19年4月に提言した適合率の改善に向けた努力を遂行してもらいたい。

機械問題以外では、4月1日から改正健康増進法が全面施行される。ホールも屋内原則禁煙となり、分煙対策を徹底しなければならない。ホールは来店客の喫煙率が高い。既存の喫煙客を離反させないためにも万全な喫煙環境を整えておきたい。同時に喫煙ブースや加熱式たばこ専用室を設けた場合は、20歳未満の立ち入りが制限される。新しい環境に対応できるようオペレーションの確認など事前の準備が肝要となる。

対処すべき課題は多いが、少しずつ明るい兆しも出ている。

パチンコでは、解釈運用基準が変更され、時短の突入契機に自由度が持たせられる。早ければゴールデンウイーク明けにも市場投入される。パチスロにおいても自主規制3項目を見直す方向で調整が進められている。射幸性が抑えられる中、ゲーム性豊かな遊技機の登場が待たれるところだ。

また、4月からの屋内禁煙化により、これまでタバコの煙やニオイを敬遠していた人たちが新たなファンとして来店する可能性もある。未経験者をもてなす準備も必要だろう。

2020年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催される。当然、訪日外国人客も19年のラグビーワールドカップ以上に多くなることが予想される。店内も禁煙となっており、入りやすい環境を整え、日本の娯楽としてパチンコ、パチスロを体験してもらう良いきっかけにしたい。

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