日遊協・人材育成委員会は12月12日、都内中央区の日本橋三洋グループビルで「令和元年度 第4回 女性活躍推進フォーラムin東京」を開催した。
同フォーラムは、パチンコホール企業などで働く女性社員が全4回参加し、女性が働きやすい環境、キャリアを描ける風土、女性が一層輝く企業・業界に向けての企画を考えていくもの。
今年度最後の東京開催となる今回は、5チームがこれまで学んだことを基に練り上げた企画をプレゼンテーション。離職率の改善、産休・育休取得の推進、キャリアアップ制度など様々なテーマが取り上げられ、これらに対し女性目線でのアイデアを提案した。
各プレゼンは、フォーラムに参加した女性社員の所属企業の総務・人事担当者らがプレゼンの内容、実現性、必要性などの観点で審査。
その中で、Aチームの「繋がる 広がる 業界の輪~絆プロジェクト~業界内コミュニケーションツールの提案」が最優秀賞に選ばれた。Aチームは、現代のスマートフォン保有率の高さに着目し、企業の垣根を越えて業界内のコミュニケーションを盛んにすることで、業界の活性化と離職率の低下を目指しSNSツールの開発を提案した。
全チームのプレゼン終了後には、日遊協・人材育成委員会の前田竜哉委員長が「それぞれがしっかりと企画を発表し、素晴らしい成果として盛大な拍手をもらったということを忘れずに、そして企画したことは責任を持って進めていくということをお願いしたい。これだけ多くの皆様に賛同してもらった内容なので、我々もサポートをするので自信を持って進めていって欲しい」と総括した。
なお、各チームの提案議題と目的は以下のとおり。
Aチーム:「繋がる 広がる 業界の輪~絆プロジェクト~業界内コミュニケーションツールの提案」
目的:業界内のコミュニケーションを盛んにすることで、業界の活性化と、離職率の低下を目指す。
Bチーム:「女性活躍推進チーム『ONE TEAM』」
目的:女性が自信・やりがいを持って、長く働ける教育サポートをする為。
Cチーム:「既存社員へ、産休・育休制度の認知度を高める」
目的:女性が長く働き、管理職へ付くための環境作り。
Dチーム:「キャリアアップの為のテスト制度」
目的:基礎知識を上げる事で自身のスキルアップの向上を目指す。
Eチーム:「業界の定着率を上げる~RETENTION~」
目的:業界全体の離職率を下げる為に様々な会社の情報を共有する。