【コラム】メダルプッシャーと融合したパチスロ高単価機『Lビッグドリーム』を評価する

投稿日:2026年3月23日 更新日:

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4月は『Lミリオンゴッド-神々の軌跡-』導入により、パチスロ高単価機に再度注目が集まることが予想されます。その中で登場する高単価機『Lビッグドリーム』はヒットする可能性があるのか、評価してみたいと思います(文=三木貴史/エスサポート代表取締役)。

ゲームセンターにあるメダルプッシャーを液晶演出に採用し、JACPOTの一撃を目指す高単価機として『Lビッグドリーム』が登場します。スペックは純増枚数8.2枚/GのAT特化タイプで、目押しは一切不要な仕様です。

通常時は液晶上で毎ゲームメダルが発射され、チャンスボールが落ちるとCZに突入する流れです。レア役ではメダルが多く発射されるほか、落ちたボールの色によって期待度が異なります。このほか、ステーションナンバーという概念があり、数字が高いほど強いボールが出やすいなど、期待度が高まります。

CZは突破タイプで、3回突破するとATが確定します。1回目は突破期待度20%、2回目は37%、3回目は47%となっており、いずれもレア役は突破濃厚となります。突入時に突破抽選が行われ、消化中の小役(リプレイ、レア役等)で書き換え抽選となります。

ATは突入時に3G間の上乗せゾーンに突入、毎ゲーム100枚以上を獲得できるので、最低300枚を持ってATがスタートします。AT中もメダルプッシャーゲームが行われ、宝箱を落とすことができれば報酬ジャッジに突入。上乗せやプレミアCZなどの報酬獲得を目指します。

プレミアCZは1G完結のジャッジ演出で、成功すればプレミアAT、失敗で通常ATに突入。同一AT内で2回プレミアCZに当選すると、100%成功となり、プレミアATが濃厚となります。プレミアATは開始時に4桁枚数上乗せが発生。1111~3333枚のいずれかでATがスタートします。

プレミアAT終了後は有利区間がリセットされ、100%上位ATに突入します。ゲーム性は通常ATと同様ですが、報酬が強い宝箱が出現しやすくなっており、総じて上乗せ性能がアップしています。

主な設計値は、設定1のコイン単価5.7円、MY5555枚、MY単価975枚、5000枚OVER率58%、万枚OVER率11%となっています。

プレミアATの突入確率は1/8,445とされていますが、プレミアAT役は存在しないため確率はあくまで突入率となっています。特定役としてはプレミアCZ直撃の1/16384の白7揃いがあり、突破率は30%のため、白7揃い経由のプレミアAT確率は1/54067と算出できます。

メダルプッシャーゲームのおかげで、CZ当選まで退屈せずに遊技できるのは高評価です。 CZも突破率は低いですが、レア役など自力での突破もあり、力が入ります。しかし、それでもAT当選確率は1/629.3と重く、天井も1,499Gと深いため、初当たりの重さは懸念されるところです。

プレミアATの期待値は5,000枚OVERと他に類を見ない性能で、その突入に関しても1G完結のルーレット演出で行われるため、一撃5,000枚をかけた1Gは、パチスロ史上最も熱いジャッジ演出だと思います。確率的に1日で多くて3回は体感できるため、中毒性は高いものと思われます。

解析情報次第では稼働低下を招く可能性はありますが、目押しが一切不要ということで、パチスロに詳しくない高単価好きの層が稼働を押し上げる可能性も高く、ゾーン狙いなど気にしない客層で賑わう、名物機に変貌するポテンシャルを秘めています。

一撃性の高い機種は、少台数ではなく出玉が安定する多台数での導入を推奨されることが多いですが、本機のように尖った機種なら来店動機になるため、少台数でも導入しておきたいところです。

◆プロフィール
三木 貴史
㈱エスサポート代表取締役
1972年生まれ。97年中央大学商学部卒業後、パチスロ専門店(神奈川県42台)にて勤務。01年〜06年グループ4店舗を統括部長として指揮、在職中より他店舗のコンサルティングにも携わる。この期間、全ての店舗で稼働平均15,000枚を継続。07年に独立し、パチンコ・パチスロホール運営コンサルタントとしてエスサポートを設立。“ホールの知恵袋”として全国どこにでも出張中。社内外を問わず行うセミナーも好評。

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