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『ミリオンゴッド』最新作が10年ぶりに登場します。前作以上のヒット機種としての期待が高く、また、離脱したユーザーが戻ってくるのか等とにかく話題性の高い機種です。メイン機として君臨できるのでしょうか。
通常時はベル、リプレイが揃うラインでレア役、チャンス目などシリーズの出目パターンを継承。レア役で内部状態を上げてレア役で刺すという基本のゲーム性は健在です。小役履歴による抽選もあり、ベル5連、リプレイ5連でAT濃厚、4連でAT抽選が行われます。ベル、リプレイのほかに、ガイアナビという押し順ナビ役が1/30程度で出現し、ベル、リプレイのどちらにも対応する履歴「オールマイティ役」として扱われます。
さらにガイアナビ出現時はAT初当たりと特化ゾーン抽選も行われ、ガイアナビによる当選時は特殊ステージのガイアステージに移行します。同ステージ移行時の1/2で上乗せ特化ゾーンのCZ「Z–ZONE」へ突入し、5連続でベルを引ければ成功となり、ベルが連続で揃う限りセットストックが行われる「Z–GAME」に移行します。ベルの引きが良ければ、特化ゾーンで4~5セット上乗せしてATがスタートするようなイメージです。CZ成功率は約55%とのことです。
天井は510G、1,000G、1,480Gの3種類で、設定変更時の大半は1,000Gが選択されます。この天井仕様は前作と同様で、おそらく高設定ほど510Gが選択され、1,480G天井到達時は恩恵が強いものと思われます。
今作の確定フラグですが、前作と比較すると赤7が1/5,461⇒1/6,900、GOD揃いが1/8,192⇒1/16,384とそれぞれ確率が下がっています。初当たり確率も設定1で1/525.4⇒1/532.8と若干重たくなっていますが、初当たり確率に奇数設定と偶数設定の差が設けられており、設定2では1/476.0⇒1/420.4と軽くなっています。ベースも25G⇒30Gにアップしており、初当たりに要する投資額は抑えられている印象です。
GOD揃いの恩恵は4セット+強ループストックとなり、期待値は約3,000枚。ATは1セット50Gで純増枚数は7.0枚/Gです。今作ではAT中の小役履歴による各種抽選はない模様です。
導入台数、運用法は従前のゴッドと異なる
設定1のコイン単価4.6円、MY4,606枚(設定2はMY4,380枚)、MY単価999枚。ATのTYは奇数設定が788枚、偶数設定が644枚と差がある設計です。筐体の迫力も相まって、初動は非常に良く、GW中も大活躍となるでしょう。
しかし懸念点が2点あります。GOD揃い確率が下がった点と、高純増の弊害として冷遇区間がある可能性です。
GOD揃い確率が下がったことで、1日に複数回引くことが難しくなり、設定不問で勝負できるミリオンゴッドの良さは少し薄れたように感じます。また、高純増となったことで短時間勝負に向くようになり、夜稼働の向上は見込めますが、高純増機につきものの冷遇区間がある可能性は高いです。機種解析が進み、このあたりが判明すると稼働が伸び悩む可能性があることも想定しておきましょう。
低設定域での誤爆が少なくなり、奇遇の初当たり確率の差を見れば、設定1ばかりで利益重視の運用は通じない可能性が高く、過去のミリオンゴッドのような高粗利にはならないと考えます。
また5号機時代もそうでしたが、ミリオンゴッドは客層を選ぶため、ホールによっては向き不向きがあります。5号機時代の自店における適正台数を参考に、今作の導入台数を決定しましょう。いずれにしろ、フル稼働を常に意識するより、長く店舗平均稼働を上回る機械の位置づけで考えておくのが現実的です。
◆プロフィール
三木 貴史
㈱エスサポート代表取締役
1972年生まれ。97年中央大学商学部卒業後、パチスロ専門店(神奈川県42台)にて勤務。01年〜06年グループ4店舗を統括部長として指揮、在職中より他店舗のコンサルティングにも携わる。この期間、全ての店舗で稼働平均15,000枚を継続。07年に独立し、パチンコ・パチスロホール運営コンサルタントとしてエスサポートを設立。“ホールの知恵袋”として全国どこにでも出張中。社内外を問わず行うセミナーも好評。



