メイドインサービス、BT機の実績を総括

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メイドインサービスは11月14日、第42回パチスロ定例セミナー「市場動向と最新機種解説 特集:BT機振り返り」をオンラインで開催した。店舗診断サービス『SIRIUS』の会員ホールを対象に、10月の市場動向の分析とともに、ボーナストリガー(BT)機の導入実績を振り返りながら今後の営業戦略のヒントを共有した。講師は事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平係長が務めた。

10月のパチスロ市場について池上係長は、スマスロの新台販売台数が42,000台、設置比率が56.2%(ノーマルタイプを除くと81.6%)に達したと報告。今後、『秘宝伝』『北斗の拳 転生』など、4号機・5号機のリメイク機が相次いで登場することに触れ、「6号機でヒットした機種の続編は軒並み苦戦している一方、リメイク機は稼働の即落ちが少なく、中長期的に安定している。こうした傾向を踏まえた機種評価が求められる」と述べた。

市場全体の業績は、平均稼働8,018枚(前月比マイナス398枚)、平均売上24,733円(同マイナス931円)、平均粗利3,105円(同プラス75円)、平均粗利率12.6%。市場全体の稼働状況について「一時期の“一機種天下”は崩れつつあるものの、既存メイン機は12,000~14,000枚台の稼働を維持しており、引き続き既存機で下げ止まりを図りつつ、新台で稼働を押し上げたい」と総括した。

セミナー中盤では、BT機(ボーナストリガー機)の導入から約半年間の実績を分析。各機種の導入後30日間のデータをもとに、「出玉性能がしっかり伴う機種が高い稼働を維持している」とし、具体例として『LB跳べ!ハーレムエース』『LBアレックス ブライト』『LBエヴァンゲリオン』を挙げた。

今後のBT機導入に際しては、「ベースが高く、高TYが確保されているか」「BONUS合算確率が甘く、ボーナス獲得枚数が多いか」「全体的に甘めのスペックか」といった点を事前に見極めることが重要と提言した。

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