全日遊連は9月19日、全国理事会後の記者会見をオンラインで開催した。なお、阿部恭久理事長は体調不良のため欠席し、平川容志副理事長が代行を務めた。
理事会では決議事項として、来年5月に開催される「パチンコ・パチスロファン感謝デー」に関連し、そごう・西武との業務委託および売買基本契約の締結を承認。このほか、依存問題対策の一環としてパチンコ・パチスロ依存問題基礎講座のリニューアル、中古機流通協議会や遊技機流通制度連絡会の開催結果、推進機構の活動状況、遊技機リサイクル推進委員会の実施などが報告された。
一方、会見では、ホール4団体による広告宣伝検討会の経過として、「メーカー記念日」に合わせて“お試しPlay(0円パチンコ)”を実施する案が議論され、現在は台数やセキュリティ面を含む具体的なルール作りが進められているとした。早ければ11月の実施を目指す方針で、各団体間で合意形成が図られているという。
また広告宣伝の是正勧告状況についても言及。2023年4月に新システムが導入されて以降、8月末までに処理が完了した案件は4,298件に上り、そのうち1,295件で是正勧告が行われたという。加えて、違反が繰り返されるケースへの対応として、今後3回目の段階で健全化推進機構が指導にあたる仕組みを導入する方向性が示された。