シーズリサーチはこのほど、最新の「2025年プレイヤー調査」発表した。注目すべきは、参加人口が3年連続で増加し、20代の参加率が回復しつつある点だ。
参加人口は3年連続の増加 若年層の参加率が約15%に
今回の調査では、遊技参加人口が前年比23万人増の865万人と、コロナ禍前には及ばないものの、3年連続の上昇を果たした。
部門別では、パチンコが前年比21万人増の778万人、パチスロが45万人増の660万人と、スマスロの市場デビュー以降、好調さをキープしているパチスロ参加人口の増加が目立っている。
遊技参加人口の増加を牽引したのは主に20代以下の若年層で、多くの年代がほぼ横ばいで推移するなか、20代以下の参加率は、前年比1・1ポイント増となる14・6%に上昇している。コロナ禍によって2021年には10%台まで落ち込んだ参加率だが、14・8%だったコロナ禍直前の2019年水準にまで回復。この10年で見ても、20代以下の参加率は3番目に高い水準となっている。
シーズリサーチの杉本めぐみ氏は、この20代以下の参加率が回復している要因について、パチスロを中心にゲームとしての楽しさが若年層に広がっていると分析。「演出やゲーム性に対する満足度が高く、勝ち負けよりも“遊び”として受け入れられています。若者の満足度が高いということは、将来の業界にとって希望が持てる材料です。直近調査で上昇しているというのは良い傾向だと思っていただければ」と解説している。

㈱シーズME事業部兼RE事業部 執行役 杉本めぐみ氏
“暇つぶし”が最多回答
ギャンブル的側面は減少に
実際、調査によれば、20代の遊技目的の最多回答は「暇つぶし」だった。これは、「勝つため」のギャンブル的側面ではなく、純粋なレジャーとしてパチンコ・パチスロが受け入れられていることが示されているといえるだろう。
とくに若年層では、遊びの幅や緩やかな勝ち体験を重視する傾向が見られ、「射幸性の高い機種一辺倒では、遊びの入口が狭まり、離脱リスクも高まります」(同)と警鐘を鳴らしている。「パチンコの継続率は他の公営競技等と比べて一番低い。この離脱を抑えるのも、ファン人口増加のポイントになると思います」(同)。
今回、若年層の回復傾向が明確に示されたことは、明るい兆しであることには違いない。その一方、社会的イメージや遊技スタイルの多様化に適応するマーケティング戦略がこれまで以上に求められており、「数値の裏側にある行動原理」を読み解く姿勢が今後ますます重要になってきそうだ。

パチンコ・パチスロ調査2025(発行元:㈱シーズ)