ダイコク電機が全国展示会に合わせてDK-SISセミナーを開催
パチンコの早急な回復、パチスロの停滞局面の打破につながる戦略・戦術を解説

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名古屋会場には、ホール経営者、幹部、店長ら約500名が来場した。

ダイコク電機は5月16日、名古屋東急ホテルで「新製品発表会×DK-SISセミナー」を開催した。ホール経営者、幹部、店長ら約500名が来場した。

DK-SISセミナーでは冒頭、同社上席執行役員・情報システム事業部の加藤忠芳事業部長が主催者を代表して挨拶。今年の展示会のテーマは『FINDOOR~つながり、ひろがる。未来への扉~』であるとし、「今年の展示会では新たな未来の扉を開くものとして、2つの新製品と1つの新サービスを用意している。ダイコク電機が提供する未来対応の製品とサービスが皆様のホール運営の可能性を広げ、そして同展示会が新たな未来を切り拓く場となれば嬉しく思う」と述べた。

主催者挨拶をする加藤忠芳事業部長。

全国展示会の皮切りとなる名古屋会場1発目のDK-SISセミナー講師は、MGコンサルタントの竹河雅斗常任講師が担当した。まず竹河氏はパチンコ・パチスロにおける直近の業界平均値(2024年、2025年における1~3月までの3ヵ月平均)を解説。4円パチンコにおいてはアウトがほぼ横ばいとなった一方、遊技時間粗利、玉粗利は増加しており厳しい状況が続いているとした。

20円パチスロにおいては、売上が上昇するなど引き続き堅調な動きを示しているとしながらも、その増加幅は微増に留まっており「20円パチスロは停滞局面に入ったといえる」と指摘。これらを踏まえ、パチンコにおいては“4円パチンコの早急な回復”、パチスロは“停滞局面をいかに打破していくか”が課題であると提示した。

その後、セミナーではこれら課題に対する具体的な打開策をパチンコ・パチスロそれぞれ提言。4円パチンコの回復のために必要なキーワードとして竹河氏は、①スマパチシェアの拡大、②スマパチ購入台数<残存率、③残存率上昇に欠かせない玉粗利の適正管理、の3点を挙げ、それぞれデータを踏まえて分かりやすく解説した。最後に、パチンコ市場を回復に導くものとして「LT3.0プラス」に期待を寄せた。

20円パチスロの停滞局面を打破するためのキーワードには、①機種選定(最新の好業績機種の見極めポイント解説)、②高価貸の最適化(最適シェアバランスと活用)の2点を挙げた。機種選定においては、スマスロ市場の成熟とともに、より高い精度での機種評価が重要となるとし、DK-SISで確認できる「遊技時間維持率(2週目平日初日)」のデータに注視し、長期貢献の可能性の高低を判別してもらいたいと推奨した。

セミナー講師を担当した竹河雅斗常任講師。

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