全国の若手ホール経営者らが集う第14回全国遊技業青年部交流会が2月27日、名古屋市内で開かれ、22都府県の青年部員ら91名が出席した。
交流会では、基調講演として、日遊協の元専務理事でパチンコパチスロKAI総合研究所・上席研究員の篠原弘志氏が「遊技業界の課題について~パチンコホールが生き残るために~」と題して講演した。
篠原氏は、業界を「巨大な蛸壺」と表現し、新規参入や淘汰を嫌い、社会やメディアに向き合わず、社会的責任が欠如しているなどと指摘。さらに、大手のリーダーシップの欠如、人材育成の未確立、法令知識の不足などを批判し、その上で、業界として考えるべきこと、青年部に期待することを提言した。
その後のグループディスカッションでは、篠原氏が指摘した業界の問題点について12グループに分かれて討論した。さらに、回胴遊商・大饗裕記理事長が「業界の将来について」と題して講演した。
主催者を代表して挨拶した愛知県遊協青年部会の星山敬玉部会長は、「青年部はホールのことだけでなく、業界全体のこと、日本社会の中でどうあるべきかを考える必要があるのではないか」と述べ、そのためにも交流会で相互の信頼構築を呼び掛けた。
【参加都府県一覧】
岩手県、福島県、東京都、茨城県、群馬県、山梨県、静岡県、富山県、岐阜県、愛知県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県