PAA(ぱちんこ広告協議会)は11月28日、東京都千代田区ソラシティカンファレンスセンターで社員総会を開催し、第9期の活動方針を発表するとともに、第3回目となる「PAA広告大賞」の表彰式が挙行された。また総会後の懇親会には、警察庁保安課第1係長の大嶋修史氏が臨席し、永山貴大保安課長の挨拶を代読。健全な広告宣伝を通じ、依存防止対策の推進に期待感を示すなどした。
大嶋係長は、「来年3月には、ギャンブル等依存症対策推進基本計画の変更が予定されている。昨今、オンラインカジノ等が話題の中心となっているギャンブル等依存症問題だが、ぱちんこ業界による依存防止対策への社会的関心が高まる可能性もある。貴協議会では、幅広く業界の健全化に尽力されているものと承知しているが、引き続き広告及び宣伝の健全化や、ぱちんこへののめり込み・依存に関する取組等について推進されることを期待している」と呼びかけた。
また当日は、記念セミナーとして、ぱちんこ産業広告動態調査2024年版報告会を実施。同協議会参与で東洋大学社会学部非常勤講師の柳井猛晶氏と、㈱シーズ営業部の人首雄介氏による解説なされたほか、ぱちんこ広告協議会広告宣伝WGアドバイザーの生島靖也氏により、「広告宣伝のコレまでとコレから」と題した講演が行われた。
一方、「PAA広告大賞」の表彰式では、コピー部門に【人は、たまたまを求めずにはいられない。】(作品タイトル:パチンコの偶然性がたまらない!)を制作したコピーライターの渡邉慶一郎氏、ムービー部門賞には、㈱プロテラス映像デザイナーの上田亜弥氏(作品タイトル:すぐそこにあるラッキー)、グラフィック部門賞には、デザイナーの山本頌氏(作品タイトル:成人のお祝い)がそれぞれ選出され、グランプリには山本氏が輝いた。