《キコーナ》などの屋号で全国にパチンコ店を展開するアンダーツリーグループは9月6日、カスタマーハラスメントに対する基本方針を策定したと発表した。
同グループでは、パチンコを通じて地域に寄り添い、理念である「街の灯り。心の灯り。」を実現するためには、従業員が心身とも安心できる職場環境と、顧客との健全な関係性の維持が不可欠とし、今回の「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定した。
同基本方針では、まず従業員が全ての顧客に対して誠実な対応を心掛けるとした上で、従業員への身体的・精神的な攻撃や差別的発言、土下座の強要、従業員のプライバシー侵害などの行為をカスタマーハラスメントとして定義。こうした行為が認められた場合、サービス提供を中止し、警察や弁護士などと連携して適切に対処する方針を示している。
また、社内への対応として、従業員に対するカスタマーハラスメントに関する研修や対応マニュアルの策定、相談フローの構築を進め、従業員が安心して働ける環境作りに取り組む。
同グループが「カスタマーハラスメント」とみなす行為
・身体的な攻撃(暴行、傷害)
・精神的な攻撃(脅迫、中傷、名誉毀損)
・侮辱的な発言、差別的な発言、性的な嫌がらせ
・プライバシーを侵害する行為、SNS等での誹謗中傷
・執拗に繰り返す要求・言動や、長時間にわたり拘束する行為
・土下座の要求や、不当・不可能な要求を繰り返す行為
・その他、従業員の人権や尊厳を損なう行為