SANKYO、第1四半期は減収減益 売上高は前年比16.9%減の422億円に

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SANKYOは8月7日、2025年3月期第1四半期の連結決算を発表した。売上高は422億1,000万円(前年同期比16.9%減)、営業利益は172億7,300万円(同10.0%減)、経常利益は175億7,500万円(同9.8%減)、純利益は125億300万円(同11.2%減)となった。

パチンコ機関連事業の売上高は178億6,600万円(前年同期比48.8%減)、営業利益は81億1,800万円(同45.9%減)、販売台数は40,035台(前年同期は77,458台)となった。新規販売タイトルは、『フィーバーマクロスフロンティア5』(2024年4月)と『フィーバー三国戦騎 7500』(2024年6月)である。パチンコ市場は、依然としてパチスロ市場に押され気味であるものの、新たに導入されたラッキートリガー搭載機が注目を集めている。

パチスロ機関連事業の売上高は166億1,000万円(前年同期比83.4%増)、営業利益は97億2,900万円(同101.9%増)、販売台数は35,158台(前年同期は19,155台)となった。新規販売タイトルは、『L パチスロ 炎炎ノ消防隊』(2024年5月)であり、好調な稼働実績を残している『パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ』をはじめ、複数タイトルの増産が行われた。パチスロ市場では、スマスロの積極的な商品開発と販売が功を奏し、シェアの向上に寄与している。

補給機器関連事業の売上高は75億9,200万円(前年同期比12.7%増)、営業利益は6億円(同0.9%増)となった。その他の事業の売上高は1億400万円(前年同期比43.9%増)、営業利益は4,600万円(同44.8%増)となった。

今後の見通しとして、パチンコ市場においては、ラッキートリガー搭載機やスマートパチンコ機(スマパチ)の普及が市場回復の契機として期待されている。第2四半期以降には、新たなゲーム性を備えたスマパチが順次導入される予定であり、これにより市場の活性化が見込まれている。パチスロ市場については、スマスロの安定した稼働と販売が継続しており、今後も複数の新作タイトルが投入される計画である。

2025年3月期の通期連結業績予想については、売上高1,800億円(前期比9.6%減)、営業利益610億円(同15.9%減)、経常利益620億円(同15.3%減)、純利益420億円(同21.9%減)を見込んでいる。

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