円谷フィールズホールディングスは3月25日、ソフィアの株式を取得し、子会社化することを発表した。
ソフィアは1951年創業の老舗パチンコメーカーで、特に「NISHIJIN(西陣)」ブランドは、遊技機業界において広く知られている。同社は1990年代には、CR機普及を加速させる『CR花満開』など、数々のヒット機種を生み出し、業界の発展に貢献してきた。
ソフィアはまた、パチンコホールに島設備や補給装置を提供するエース電研、プラスチック成型や組み立てを手掛けるアサヒ、電子部品・機器製造のエス・イー・エルなどの関連会社を有しており、これまでグループの構造改革を推進してきた。
円谷フィールズホールディングスは、ソフィアから協業に関する打診を受け、最善策について協議を継続してきた。その結果、円谷フィールズホールディングスは「全てのレジャーの中で、パチンコが最高のサービスをもたらすレジャーへと昇華するためには遊技空間のイノベーションが必要と考えており、エース電研を含むソフィアグループとの協業は大きなシナジー効果を生むと判断した」との理由により、株式取得を決定した。
株式取得により、円谷フィールズホールディングスが有するソフィアの議決権所有割合は51%(取得株式数:18,400株)となった。また契約締結日および株式譲渡実行日は3月25日で、取得価額は31億6,200万円としている。