物価高背景に「物販」にも高いニーズ
訪日外国人による遊技のフックにも
井芹 最近は物販企画で並ぶ方が増えた印象です。物価高の影響ですかね。
山野 そう感じますね。様々な商品を扱わせてもらっていますが、今は特に日用品が好まれています。
井芹 開催を通じて、中国・四国地区の地域性で感じる部分はありますか。
山野 地域性というよりは、年齢層によって反応が違うという感覚です。例えば、低貸しメインで楽しんでいらっしゃる60〜70歳代の方のほうが気軽に物販にも参加してもらっているというイメージは感じますね。
定期開催繰り返し、お客様に安心感提供
井芹 店舗様の反応はどうですか。
山野 弊社は、2015年からやたい劇場をはじめていますが、コロナ前は週末の集客が開催目的の中心でした。コロナ禍で全般的に少し止まりましたが、最初から続けて頂いている店舗様は、定期的に開催していただいています。これによって、いつ開催しているか分からないというお客様の不安を払拭できますので、安心して足を運んでもらっています。そういったお客様に対する安心感やお得感の提供も、開催のメリットの一つとして考えていただければと思いますね。
インバウンド対応、遊技のきっかけに
井芹 ところで、話は少し変わりますが、関東では訪日観光客の方がパチンコで遊んでいる風景がちらほら見られるようです。広島も外国からの観光客が多いと思いますが、パチンコをやっている様子を見ることはありますか。
山野 あまり見かけません…。
井芹 そうですか。というのも、観光の一環として、訪日観光客の方々に、パチンコで楽しんでもらうための取り組みが、もっとあってもいいと思います。きっかけはトイレを利用してもらうとか何でもいいと思いますし、英語で遊び方をレクチャーするツールを作っておけば、訪日観光客が集まる大都市を中心に、パチンコに興味を抱く人が増えるのではないでしょうか。
山野 外からパチンコが見える空間を一部作って、インバウンドの方々に興味を持ってもらえれば、店内に入ってみたいと思うかも知れませんね。
井芹 アニメとタイアップした遊技機も多く、特別な説明をしなくても遊んでみたいと思う人は多いと思います。
山野 そうですね。広島市内で開催する時も、英語の案内を出すと、外国の方が興味を持ってくださいますし。
井芹 最後になりますが、今後については、どんな見通しを持っていますか。
山野 中国・四国地区では、コロナが明けて開催数が回復していますので、今後も安心できる屋台を理解していただき、開催数を増やしていきたいです。
綿密なリサーチでホール営業に貢献
井芹 私は、新しい挑戦的なアイデアを持って、ホール様のために動きたいと思っています。それと、大事なのはそのアイデアが法律や規制的に問題ないかは結構考えますね。
山野 最終的に大切なところですね。
井芹 そうです。だからぱっと思いついてやるのではなくて、規制上は大丈夫なのか、屋台だったら保健所大丈夫なのかっていうのを、全部クリアしていかないと、ちゃんとしたものができません。そして、綿密なリサーチの実施が今年下半期のテーマです。お客様の年齢層によって食べ物の好みも変わってきますし、店舗様に対しても、客層をリサーチした上で、この商品がいいと思いますよ、と提案できるようにしていきたいですね。今の時点でも、開催ごとに、売れた個数やお客様のご意見などをまとめた報告書を提出していますが、より細かくお役に立てるデータを蓄積し、店舗様のためになることを繰り出していきたいですね。
[全国やたい劇場★劇場物販グループ]
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