一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構(POSC)は、2022年1月から12月までの1年間に全国のパチンコ店やその加盟組合(都府県方面遊協、支部)などが行った社会貢献・社会還元の実施状況を取りまとめた。2022年の拠出額は過去10年で最低となるなど、パチンコ店を取り巻く経営環境の厳しさが浮き彫りとなった。
2022年の拠出金総額は8億7,107万8,247円となり、前年比2億6,044万4,903円減少し、直近10年で最も少ない額となった。パチンコ店舗数が減少していることに加え、コロナ禍で落ち込んだパチンコ店の業績がいまだ回復に至っておらず、寄付額などを減額していることが窺える。
拠出の内訳では、現金が6億4,653万8,952円(前年比2億3,698万67円減)、物品(現金換算)が2億2,453万9,295円(同2,346万4,836円減)となった。拠出件数は8,381件で前年比35件増えた。
拠出元の割合ではパチンコ店が49%、都府県方面遊協が34.5%、支部が12.3%、POSCが4.1%となった。
■拠出額の推移
2022年 8億7,107万8,247円
2021年 11億3,152万3,150円
2020年 10億3,567万984円
2019年 14億7,196万5,083円
2018年 17億203万7,305円