オータ運営の競輪場外車券売場「サテライト花園寄居」が、寄居町と災害時協定を締結

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災害時協定を締結した寄居町の花輪利一郎町長(左)と、サテライト花園寄居の宮地伸浩場長(右)。

東北・関東・東海・沖縄に42店舗を展開するオータ(三ヶ島和則代表取締役社長)は9月27日、埼玉県寄居町と「災害時等における施設等の提供協力に関する協定」を締結。同日、寄居町役場で執り行われた調印式に参加した。

同協定は、9月30日から同社が開業・運営を開始した埼玉県初の競輪場外車券売場「サテライト花園寄居」の立体駐車場を、台風や大雨等の災害時に車中泊する町民の緊急避難場所として開放するもの。同施設は2014年9月に閉店した《グランドオータ寄居店》の施設を利用。開放する駐車場は206台分となっている。

調印式には寄居町からは花輪利一郎町長のほか、寄居町自治防災課関連職員3名が出席。オータからは、サテライト花園寄居の宮地伸浩場長をはじめ、経営企画室1名、総務部2名が出席した。

挨拶で花輪町長は「当庁においても令和元年東日本台風で河川が増水し、家屋の大規模半壊や事務所の浸水被害が発生するなど、災害対策が喫緊の課題となっている。今回の協定締結によって、台風や大雨のおそれのある段階から、コロナ禍で求められている分散避難の有効施策の1つである車中泊をする方たちの緊急避難場所として、立体駐車場を開放していただけることになった。町民の迅速かつ円滑な避難行動に結びつくことで、町民の安心安全がさらに向上するものと強く確信している」と述べた。

これに対し宮地場長は「災害はないに越したことはないが、有事はいつ何時あるか分からない。その備えとして寄居町の皆様の安心と安全を提供できる施設として運営していく」と述べた。

9月30日に開業した「サテライト花園寄居」。埼玉県初の競輪場外車券売場で、座席数は一般席118席、有料席50席、窓口数は11窓。寄居駅から無料送迎車も運行。

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