マーティン氏はまず自身のこれまでの半生を振り返り、私生児として生まれ偏見やイジメと戦いながら海軍士官学校に入ったこと、18歳でニュージーランドに裸一貫で渡ったこと、10年後の28歳の時に社長になったこと、などを打ち明け、さらに1975年にリーバーイストラウス(極東)リミテッド日本支社長に就任、続いて1980年に日本法人トリプル・インターナショナル・ジャパンの代表経営責任者に就任し、いずれも経営不振を好転させた成功体験などを語った。
そのなかで、経営者の姿勢として、「重要な事は今自分が何をしているか、将来何をしているか。心から思っている事は必ず実現する。名古屋における遊技業界のリーダーとして目ざましい存在になれるかどうかはリーダーとして元気になる、他人を元気づけることが必要となる。またイエスかノーかという決断は速やかに実行することが大切」などと持論を述べた。
また当日は講演のほか、5人一組がグループとなり、壊れた正方形を協同作業によって完全なものにするゲームを実施。参加者同士の意見交換など講師・参加者同士の交流を織りまぜてリーダーシップを勉強する斬新なセミナーとなった。川野部長は、今後も青年部員の啓蒙活動とスキルアップのために継続的にセミナーを開催するとしている。