冒頭挨拶に立った大饗裕記理事長は「非常に厳しい時期だが役員総出で様々な課題について取り掛かっている。年末、来年に向けて必ず良くなっていくと確信しているし、そのための活動を目下頑張っている」と述べ、組合員に理解と協力を求めた。
行政講話では警察庁生活安全部保安課の清水圭一主任が、①不正改造防止対策について②遊技機の流通業務の健全化について、③犯罪防止に関するお願い、の3点について講話。その中で②について、遊技機取扱主任者が作成できる保証書について触れ、「点検確認のチェック漏れなどにより問題なきものとして保証書が作成されてしまえば、不正遊技機のまま認定や承認をされ、ホールで使用されてしまう可能性がある」と警鐘をならした。そして「中古機の流通過程において不正が介在することが絶対に無いよう、健全な流通のための環境整備に取組んでいただきたい」と要請した。
また、研修会の中で大饗理事長は業界における販売業者は遊技産業を活性化させる潤滑油の役割を担っていると述べ、日電協の協力のもと販売業者の生き残り策を共に考えていく場として、「明日の回胴遊商を考える会」を立ち上げる方針を明らかにした。
※大饗(おおあえ)理事長の「あえ」の字は、上が「郷」、下が「食」ですが、ご覧いただく環境によっては正しく表示されない場合がございます。予めご了承ください。