IR実施法案の今国会提出をめざす政府は2月15日、日本人客のカジノ入場を「週3回まで」を上限とする入場規制の原案を自民・公明両党の会合に提出した。マスコミ各社が伝えた。
原案ではまた「連続する7日間に3回」と「連続する28日間に10回」の4週間単位の上限も盛り込まれた。2月16日付読売新聞は、「一律に入場回数を制限する規制は世界的にも珍しい」と伝えている。
入場制限にはマイナンバーカードを活用する考え。「ICチップが埋め込まれたマイナンバーカードを入場時に提示させて本人確認を行い、内閣府の外局「カジノ管理委員会」が回数を把握してIR業者に伝える。複数のカジノの出入りを合計した回数が適用される」(同紙)としている。
一方、カジノ区域の面積制限については、1万5,000平方メートルか、IR施設全体の面積の3%か、どちらか小さいほうを上限とする考えが示されている。