大手ホールから5,000万円〜工藤会脱税事件公判

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 11月21日に福岡地裁(足立勉裁判長)で開かれた指定暴力団工藤会(北九州市)の「上納金」を巡る脱税事件の第2回公判で、証人尋問を受けた工藤会の元組関係者が、福岡県豊前市に出店を計画していた大手パチンコ店運営会社側から2005年当時、工藤会系組長が5,000万円を受け取ったと聞いたと証言したことが報じられた。11月22日朝日新聞電子版が伝えた。

 元組関係者は、当時身を寄せていた工藤会系組長と、組を支援する団体との連絡役で、報道によると、工藤会の影響下にあった地域にパチンコ店が新規出店する際には、1台当たり10万円の「あいさつ料」を受け取っていたと証言したという。

 公判には工藤会捜査を担当する福岡県警警部も出廷。05年にこのパチンコ店運営会社から「不当な利益供与の要求を受けた」との相談があったとの証言も聞かれた模様だ。

 この脱税事件では、工藤会トップで総裁の野村悟被告(71)と同会幹部の山中政吉被告(66)が所得税法違反の罪に問われている。

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