同研修会の実行委員長を務めた関東・甲信越支部の新井春行支部長は、各諸問題にスピーディに対応するため、LINEを活用した各委員会との連絡網を構築したことを報告。そして組合員に対し「相互扶助の精神をもって組合活動に従事してほしい。私も組合員重視の姿勢で熱意をもって統制のとれた支部にしていく所存だ」と挨拶した。
大饗裕記理事長は「とにかく皆様は今不安がいっぱいでしょうが、私としても諦めることなく、日電協さんとともに必ずパチスロ復活にむけて頑張っていきたい」と強い決意を述べた。
行政講話では警視庁生活安全部保安課の酒井文博係長が登壇。回胴遊商が行っている幼児車内放置ゼロを掲げた駐車場巡回運動や、被災地復興支援、地域に根ざした環境保全活動などの社会貢献活動に対し敬意を表した。また業界の健全化に向け、「風営法に基づく手続きの厳守」、「遊技機の不正改造事犯の防止」、「犯罪の防止(闇スロ)」の3点を要請した。
特に「風営法に基づく手続きの厳守」について、昨年の遊技機の増設入替、部品交換に伴う変更承認申請、遊技機の認定申請の際に不適正な事案があったとし一例を紹介。「遊技機の性能に影響を及ぼすおそれのある部品交換の際、手続きを経ずに部品交換する事案が何件かあった。また、認定申請の際、点検確認を行い保証書を作成しておきながら、担当官の確認時に機械の故障が発覚し申請を取り下げた案件もあった。これでは点検確認したのか疑問が生じ、保証書も意味を為さなくなる」とし、法令等で定められたことの確実な履行を強く要請した。
※大饗(おおあえ)理事長の「あえ」の字は、上が「郷」、下が「食」ですが、環境によっては正しく表示されない場合があります。ご了承ください。