全国遊技機商業協同組合連合会(全商協)は8月3日、都内の全商協事務所にリカバリーサポート・ネットワーク(RSN)支援室を開設。2名のスタッフを配置して運用をスタートした。支援室はRSNと電話回線を共有し、RSNに掛かってくる依存問題以外の電話に対応する。
パチンコ店でのポスター掲出などによりRSNへの電話相談が急激に増えるとともに、内容についても依存に関する相談以外に、パチンコ業界に対する不満など本来RSNが対応するテーマではないものも増えていた。こうした状況下でRSNの相談員がすべての電話に対応するのが難しくなっていたため、全商協ではRSNで研修を受けたスタッフを支援室に配置。依存問題以外の電話に対応することで、RSNの相談員が依存問題の相談に集中できるよう協力する。なお、支援室のスタッフも電話相談にはRSNとして対応、支援室で受けた相談内容もRSNと共有する。
8月5日にはRSNの西村代表が支援室を訪れ、「業界のRSNに対する理解が広がり、こうした直接的な動きが出てきたのは価値のあること。ノンユーザーの方も含め、業界に対して物言う敷居を下げなければならない。投げられたボールを受け止めることが大切だ。業界全体で取り組もうという中で、全商協には良いタイミングで手を挙げていただいた」などと話した。