冒頭では初代を含め延べ4期PCSAの代表理事を務めたニラク元会長の谷口晶貴氏が「PCSAの勉強会は株式公開企業を生み出すための手段だった。ダイナムに続き、ニラクが上場。ダイナムのインパクトと、東北の片田舎の小さなパチンコ屋であるニラクが香港に上場するというインパクト。1番目に上場を果たしたというインパクトと、2番目に上場を果たしたというインパクト。これはそれぞれ評価に値する」と挨拶。
続いて先に上場を果たしたダイナムジャパンホールディングス・佐藤洋治取締役会議長が「話は20年前にさかのぼる。ニラクさんとペガサスクラブに勉強にいった時、『いま小さいことは恥ずかしいことではない。しかしいつまでも小さいことは恥ずかしいと思いなさい』といわれたのを思い出す。
ニラクさんが志を20年持ち続けたことが何よりもすばらしい。しかし上場はまだ一里塚。上場でこれまで以上に社会に貢献できる舞台に上ることができた。今後はさらに社会の役に立てるような活躍と発展をお願いしたい」と祝辞を贈った。
勉強会では第1部でニラク・ジー・シー・ホールディングス代表執行役社長でニラク代表取締役の谷口久徳氏が基調挨拶を行い、上場の目的や意義について触れたほか、実務面を中心に上場に至るまでの経緯等をニラク・ジー・シー・ホールディングス専務執行役を務めるニラク・大石明徳取締役が説明。
また、第2部では藤田宏氏(エンタテインメントビジネス総合研究所)をコーディネーターに、上場に向けプロフェショナル・チームを組んだ曾我貴志氏(曾我法律事務所)、ウイリス ティン氏(申銀萬国融資(香港)有限公司)、金川創氏(金川国際法律事務所)、鵜飼千恵氏(あらた監査法人)、大石明徳氏の各氏がパネルディスカッションを行い、
「香港の投資家に、パチンコの認知度が高まっているのを肌で感じる」「透明性の高い財務諸表を整備することで企業に対する信頼度に繋がるのではないか」などの意見を交わした。