売上高は1940億2700万円(前期比111.2%)、営業利益は55億6200万円(同81.4%)、経常利益は49億100万円(同78.2%)、当期純利益は19億6600万円(同82.1%)。
昨年4月にグランドオープンさせた日本最大規模の『ZENT名古屋北店』や全面建替えリニューアルした『ZENT猪高店』などが好調に推移し、売上高は過去最高を更新した。一方、利益は新規出店に伴う販管費等の投資増により減益となった。同期末の店舗数は23店舗、遊技機台数は1万9163台。
29期は売上高1960億円、営業利益57億円、経常利益51億円を見込む。
都筑社長は「29期は経営基盤を強固にする年と位置づけている。新規出店を控え、いままで以上にお客様満足度の向上を図る」と既存店の強化を掲げた。
具体的には、大型店から順次、各台計数システムを導入し、接客向上による差別化を図るほか、中規模店でも最新設備を導入するなど競争力を高めていく方針。あわせて、遊技機購入費など営業費用の削減を進める。
また、金子泰史営業本部長は、MAX規制やパチスロ規制など遊技機環境が変化する点について、「業界全体で玉単価が上がり、ヘビーユーザー偏重になっていることを思えば、よい方向に向かっていくのでは」との見方を示したほか、既に登場しているパチスロの新試験適合機を引き合いに、「稼働が売上を引っぱっている。(秋以降も)この流れを掴んでいきたい」と述べた。