ヒューテックは7月24、25日の2日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムで「2014年CIS経営指針夏期セミナー」を開催。当日は第1部「顧客動向と遊技動向の変化を読む」、第2部「CISデータと顧客動線データが明確にする今後のホール運営とユーザーが支持するタイプ機種」、第3部「CISデータを活用した人材育成」の3部構成で行われた。
第1部ではCISデータを基に2014年上半期の動向と下半期の対応策について解説。上半期は市場全体としてセブン機・デジハネメインのユーザーが減少、低玉貸及び低スロメインのユーザーが拡大し、来店回数と投資金額が減っているなどと指摘。これらの点を踏まえてセブン機・低玉貸・パチスロ・低スロの動向を分析した。また下半期への対応策では、『AKB48 バラの儀式』をMAXタイプに疲弊したユーザーの受け皿として育成する、など具体例を挙げた。
第2部では主に「otoトラッカー顧客動線データ」を基に来店者の動向を分析。遊技人口の減少から自店の機種を遊技させるためには積極的な“営業”が必要と指摘し、遊技する機種を決めて来店する「目的客」、来店後に様子を見て遊技する機種を決める「ぶらり客」について、それぞれの動線データから見える傾向を説明した。
第3部ではCISデータを活用した人材育成手法を伝授。人材の成長には問題点を抽出する“探索問題形成能力”の向上が必須と指摘したほか、個々の能力を発揮させるために組織を活性化させることが求められるなどと説明した。