10月4日にオープンする岡田美術館(神奈川県箱根町)では9月27日、プレスを招き内覧会を開催した。
同美術館はユニバーサルエンターテインメント・岡田和生会長が収集した、おもに日本及び東アジアの美術品約700タイトルを収蔵。延べ700メートルに及ぶという、私設博物館としては国内最大級の展示ケースを擁している。
当日行われた記者会見には小林忠館長と同館をデザインした建築家の三浦慎氏が出席。小林館長は同館について、
「素晴らしい作品群が人知れず集められていたことに感嘆した。東アジアの過去・近現代の美の遺産が長いスパンで検証でき、美術鑑賞だけでなく教育の場としても充実した環境ができた」とコメント。
また三浦氏は、国立公園内という立地による制限の中で変化のある展示空間を作ったことを説明。2階部分から柱を排し開放的なスペースを据えたことなどを特長として挙げた。
この他、LED照明にはユニバーサルエンターテインメントが自社開発した物を使用するなど、同美術館には同社の技術も注ぎ込まれている。