ヒューテックでは7月19日から31日にかけて、全国6都市で恒例のCIS経営指針夏期セミナーを開催した。
同社顧客情報支援部の福田耕太郎部長と、顧客情報ネットワーク事業部・三輪勝治常務取締役が同社の会員管理システム「HT-CIS」の情報をもとに顧客動向やユーザーのウォンツ・ポジションなどを解説。
第1部では福田氏が「パチンコ市場の2012年上半期から下半期を考える」をテーマに講演したが、特にパチスロ市場に関しては低貸パチスロユーザーの回遊性の高さに注目。パチンコの低貸玉に比べ回遊性の高い低貸パチスロの導入は今後大きな検討課題になると指摘した。
また第2部では三輪氏が「勝ち率管理の重要性を知り、二極化したユーザーを5層化へと導くホールが生き残る」として、勝ち体験の機会減少が低貸玉の拡大などユーザーの二極化を招いていると指摘。勝ち率重視派のユーザーを育成することでリピート客の増加を狙うべきとした。