FTN、5号機は設定変更ゴトに注意

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 遊技機のゴト対策や業界の問題点などをテーマに随時開かれているパーラーのための勉強会FTNの「in 神奈川」が3月22日、横浜市内の神奈川県遊協で開かれ、今後の5号機の普及に伴い「設定変更ゴト」が急増する可能性があるとして強い注意が促された。

 現行の4.7号機はいわゆる「ストック機」が主流。成立したボーナスフラグを内部的に貯め込み、ある条件下で一挙に放出するタイプがこれに該当するが、こうした機能上の特性から設定が実際の出玉にダイレクトに反映する余地は比較的小さかったのが実際で、席上でも「現状のところ4.7号機に設定変更ゴトはほとんど確認されていない」ことが報告された。しかしストック機能の搭載が禁じられた5号機になると、「3なら3、6なら6の設定通りの出玉が放出される」ため、高設定への変更を狙ったゴト行為が今後急増する可能性を強く指摘。規則的にセキュリティ機構が強化されている5号機であっても従来同様の警戒レベルを維持するよう呼びかけられた。

 一方、三堀清弁護士を招いて行われた法令問題に関する勉強会では、5号機の供給が4号機の設置期限までに間に合わない場合の窮余策として、台を外した島に“ベニア板”を張合わせる対応策が有力な選択肢に浮上している点に関連して、その場合の法的手続きについて三堀弁護士は解説。「そういうケースは基本的に事後届けで大丈夫だろう」と述べた。ただ、台を外さずにその上からベニアで覆うやり方については、「あらぬ疑念を招く恐れがあるのでやるべきではない」との見解を示した。また、ベニア張りではなく、その島自体に立ち入れなくする島封鎖という手法については、「この場合は営業面積の変更になるが、それよりも問題は立入ができないようにすること。とくに衝立てなどを立てて見通しを妨げることは厳禁されている」と応じた。

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