ゲームセンターを展開するアドアーズは11月30日、2007年3月期の中間決算説明会を開催した。鈴木英一社長は、筆頭株主がアルゼ(株)からGFファンド投資事業有限責任組合に移ったことを報告。また売上高は96億3500万円となり前期比102.5%と微増した一方、経常利益が3億1500万円となり、前期比44.7%と大幅な減益となったことを伝えた。
鈴木社長は減益の理由について、「魅力的なゲームマシンを追加で投資し、営業力、接客力を高めるための人材の増強など販売管理費が増えたため」と説明した。
またアルゼが供給するパチスロ5号機を中心としたレンタル事業部門に関しては、新レンタルプランが堅調に推移したため、売上高が前年の5700万円から801%増の5億1500万円に急成長したことを伝えた。
また、その一方でレンタル事業について、アルゼが筆頭株主でなくなったことを指摘したうえで、「(レンタル事業部は)アルゼ社の開発事情に大きな影響あった。アルゼとの親子関係がなくなった以上、今後レンタル事業部は拡大していかない」(鈴木社長)とした。
なお同社では07年3月期通期の売上高を167億5000万円、営業利益14億6700万円と見込んでいる。