京都と滋賀を中心にパチンコパーラー約30店舗をはじめ飲食店、ボウリング場などを展開している高山物産(株)(京都市/高山貴一社長)が11月20日までに財産保全処分を受けていたことが分かった。同日付の京都新聞が報じた。
処分は債権回収代行の虎ノ門債権回収(東京都港区)から会社更生法の適用を大阪地裁に申し立てられたことによるもの。負債総額は「京滋で今年最大の約700億円とみられる」(同紙)という。報道によると高山物産では10月24日から私的整理の準備を進めていたが、「大口債権者が応じなかった格好だ」(同)としている。
同社は京都を代表するパチンコパーラー企業として知られ、高山社長は業界団体の役員を務めるなど存在感を出していた。