関西地区で焼肉レストラン《大同門》を展開するファミリーフーズと、その関連会社でパチンコチェーン《OK牧場》を経営する(株)キョウサンが1月26日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請した。
申請代理人の弁護士によると負債総額は約130億円で、営業は継続するという。両社の民事再生法の適用には、外食産業の競争激化に加え、牛海綿状脳症(BSE)で安価な米国牛肉の輸入が禁止された影響を受け、客数や売上高減少に結びついたことが背景にあるようだ。
ファミリーフ?ズには直営店《大同門》を大阪、奈良、兵庫に計16店舗、フランチャイズ店《やきにく家》計10店舗を展開している。《大同門》は1968年に大阪市で創業、創業者が国内で初といわれる「無煙焼き器」を導入するなど、焼肉をサラリーマンや家庭に身近な存在にしたことで知られる。なおキョウサンの広報担当者は、傘下のパーラーについて、「経営するパチンコ店13店舗はそのまま営業を継続する」とコメントしている。