マルハンと大分フットボールクラブは10月29日、大分市内の「大分ビッグアイ」において共同記者会見を開催し、マルハンが大分ビッグアイのシーズンチケット1266席を6年間分(06年2月1日〜12年1月31日)購入契約したことを発表した。
契約金額は3億1500万円。マルハンは今回の契約について「Jリーグの活動理念である『日本サッカーの水準向上及びサッカーの普及促進』、『豊かなスポーツ文化の振興及び国民の心身の健全な発達への寄与』、『国際社会における交流及び親善への貢献』、等に共鳴し、地域の活性化とスポーツ振興にさらに寄与したい」との思いから締結したとコメントした。マルハンはすでに同クラブのメインスポンサー契約を結んでいるが、今回の6年間のチケット購入で当初のスポンサー期限であった2007年1月末以降も事実上継続するかたちとなった。
一方、大分FCの10月27日の発表によると同社は3億4000万円の債務超過を抱え、年度内に6億円の資金が必要となっていたが、9月に大分県より2億円の融資をうけ、さらに今回のマルハンとの契約に加え、広告料や借入金で4000万円の調達が可能となり、経営危機はほぼ回避される模様。