パチスロ周辺機器SKK・SOHARDが倒産

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 民間信用調査会社・帝国データバンクのリサーチによると、5月31日までにパチスロ周辺機器製造会社・(株)SKK・SOHARD(エスケイケイ・ソハード、群馬県桐生市、宮本昌彦社長)が事業を停止し、自己破産申請を前提に事後処理を弁護士に一任した。産経新聞群馬版など各紙が報じた。

 推定負債総額は約25億円、うち金融債務は約12億5000万円。同社は77年10月、宮本社長らが創設。パチスロ機の台間メダル貸機などの製造・販売を中心に、パチスロ機の代理販売なども展開。各地に関連会社を設立してバブル期には95年をピークに毎年60億円前後を売り上げ、高額納税法人にも名を連ねた。

 しかし、景気後退などの影響で業績は徐々に低迷。98年に経営陣を一新して伊勢崎市にパーラーを出店させるなど、売上高は回復傾向にあったが、製造した新紙幣識別機などの不良品の発生によるクレーム対応などで資金繰りが悪化。取引銀行の破綻も重なって、金融債務は整理回収機構に移管され、事業継続を断念した。

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