日本遊技関連事業協会(深谷友尋会長)は11月18日の定例理事会後の記者会見で、地震や台風などの災害支援用に日遊協基金を設立すると発表した。先の新潟県中越地震を受けての決定で、1000万円程度の基金を作り、今後おきうる災害等にも迅速に支援できるよう体制を整える。浄財は日遊協会員から募る。
基金の使い方は、義援金として直接、被災地に寄付するのではなく、被災地で活動するNPO団体やボランティア団体等を対象に支援する。支援団体は日遊協のホームページで呼び掛け、日遊協内で審査し、各団体に活動資金として提供する。まずは10月に発生した台風23号と新潟中越地震の被災地でボランティア活動をする団体に支援金を寄付する予定で、支援先の団体も早急に呼び掛けていく。
深谷会長は、台風23号や新潟中越地震で大きな被害がでたことを示した上で、「これからもこうした災害が国内や海外でおきうるだろう。日遊協として基金を作り、いつでも対応できるバックボーンをつくろうということで決定した。被災地で具体的に活動する人や団体に手を差しのべることも被災者への支援につながる」と基金設立の主旨を語った。