新潟最大手のパチンコ店「NO.1」チェーンが不正改造の容疑で摘発された問題で新潟県警は2月19日までに、22店舗ある同チェーン店すべてで不正ロムが見つかったことを確認した。2月19日付「新潟日報」が報じた。
同県警は2月11日、同チェーン傘下の数店舗に設置されていたパチスロ機に不正改造の疑いが強まったとして強制捜査に着手、13日には風営法違反の容疑で経営企業のアイビー企画の朴泰鉉社長ら6容疑者の逮捕に踏み切っていたが、その後の検査で全店での不正ロム交換を確認。朴社長の指示により組織的に行われていた可能性が高いとして不正ロムの入手経路など全容解明を進めている。
2月19日までの逮捕者はその後1人増え7人。朴社長のほかアイビー企画幹部、パチンコ機械仲介会社員らは現在も同県警の厳しい追及を受けている。
これまでの報道によるとアイビー企画は平成14年の年商が946億円で県内第1位。二位の三井企画の319億円を大きく引き離していた。
同社が不正改造したとされるパチスロ機は2機種。いずれも30φ機だったと伝えられている。