【コラム】パチンコ開発者として木村義雄議員に期待すること

投稿日:2026年3月3日 更新日:

2022年の参議院選挙にパチンコ業界の支援を受けて出馬し、惜しくも落選した木村義雄候補でしたが、この度、繰り上げ当選となり国政に復帰されました。パチンコ業界の期待がにわかに集まり注目されていますが、本日は、一開発者としての意見や感想を述べたいと思います(文=荒井孝太/チャンスメイト代表取締役)。

一言でいうと、非常にめでたい話だと思います。2022年の参議院選挙も、各種業界団体の会合等にも足しげく通われて、パチンコ業界の理解も2022年当時より更に深まっているというようなことは本人も議員就任の報告会で述べられておりましたし、「この2年半で6年分以上の成果を出すべく、引き続き、業界の皆様の声には誠実に向き合い課題解決に向けて全直で活動していきたい」と仰っていました。

喫緊における課題等に関しては、グリーンべるとの記事にもなっておりますので、そちらをご確認いただくとして、一開発者として期待することをお話したいと思います。

開発が期待することで一番先に思い浮かぶことは、スペックの幅や出玉性能の所が真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、私は少し違います。

皆様ご承知の通り、2022年当時と比べて、今のぱちんこ機やパチスロ機のスペックはとんでもなく進化しており、スペックの幅や出玉性能面でも十分すぎるほどの性能が出ています。その上で、更にそれよりも上のスペックというのは、果たして本当に求められているのか?を言えば否だと感じます。

また、ぱちんこやパチスロの出玉性能に係る部分の大半は、内規や申し合わせ事項といったパチンコ業界側の「自主規制」によって著しく射幸性をそそらないスペックに自らにルールを課していますので、それを議員ひいては政治の力をつかってどうこうする話でもないのかなと思っております。

それよりも、未来に向けて現在の遊技機規則ではできない事を実現に向けて検討を進めていただきたいと思っております。

例えばですが、今やインターネットというのは当たり前で、パソコンや携帯はおろか、テレビを始めとした各種家電製品、娯楽におけるゲーム等、日常における様々なものがインターネットを介して情報を取得したり、ソフトウェアの更新が行えるようになっていますが、ぱちんこやパチスロではそれらが一切認められていないのは皆さまご承知の通りです。

ぱちんこ機やパチスロ機がネットに接続できるだけで、様々な可能性が広がるのは想像に難くありません。また、昔ではそれらを悪用したゴトや不正等も懸念されましたが、今現在ではそれらを上回る進化をしており、セキュリティも万全だと思われます。

ようは、今の時代に適していない法律的な部分が複数存在するのが、今の遊技機規則なのです。これはあくまでも一例で、他業界の娯楽では当たり前のように実現できていることも、ぱちんこパチスロではそれらが立ちはだかりNGとなっているわけです。

これらも今だけを見ればまだ耐えられるかもしれませんが、現在から更に5年、10年と経ったときに備えて、それらの議論も深めていってほしいと願います。

◆プロフィール
荒井孝太
㈱チャンスメイト 代表取締役

パチンコメーカー営業、開発を歴任後、遊技機開発会社チャンスメイト(https://chancemate.jp/)を設立。パチンコ業界をより良く、もっと面白くするために、遊技機開発業務の傍ら、ホール向け勉強会や全国ホール団体等の講演会業務など広く引き受ける。

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