JALCOホールディングス(田辺順一代表取締役社長)は1月30日、連結子会社のジャルコが東北エリアに所在する収益不動産9物件を取得することを決定し、売買契約を締結したと発表した。取得価額は税込約52億5,000万円で、アミューズメント施設を中心とした大型案件となる。
今回の取得物件は、現在も第三者によりアミューズメント施設として稼働しているが、取得後は「全国規模で店舗運営を行う大手パチンコホール運営会社」が営業主体となる予定とされている。この点について、業界内では、特定エリアにおける店舗再編、もしくは事業譲渡を伴う“実質的な大型M&Aではないか”との見方も浮上している。
JALCOグループは、アミューズメント業界関連の不動産事業、貸金事業、M&Aコンサルティング事業をコア事業と位置づけ、保有不動産残高1,000億円の達成を中期的な目標に掲げている。2026年3月期においても100億円から200億円規模の不動産取得を計画しており、今回の9物件一括取得はその戦略を象徴する動きと言えそうだ。
特に注目されるのは、同社がリリース内で「オフバランス・M&Aのニーズが加速度的に増加している」と明言している点だ。ホール企業が不動産を切り離し、運営に専念するスキームは近年増加傾向にあり、今回の案件もその延長線上にある可能性が高い。実質的に営業主体が大手ホールへ移行することで、物件の安定稼働と賃料収入の長期安定化を図る狙いがあるものとみられる。
本件により、JALCOグループの保有物件数は53物件となる見込み。

