
©隆慶一郎.原哲夫.麻生未央/コアミックス 1990 版権許諾証 H03-05A
“あの頃の慶次”をコンセプトにした『花の慶次 黄金の一撃』を有効活用するには、どうすれば良いのでしょうか。ポイントは「ターゲットの再定義」にあります。
かつてホールの一角に行列ができるほどの人気を誇った“花の慶次”シリーズ。2007年に登場した初代『CR花の慶次S–V』は、派手な演出と重厚な世界観、そして一撃に賭ける「漢」の美学によって、当時のユーザーを熱狂させました。
そして時は流れ、2025年。LT3.0プラス時代に突入した今、あの“慶次”が、重厚感とともに再び登場します。その名も『花の慶次 黄金の一撃』。本機が投げかけているのは、「あの頃の興奮を、今ふたたび味わえるのか?」という問いにほかなりません。
「1/399」というヘビー級の初当たり確率に加え、初回から50%でRUSHへ直行し、RUSH中には6,000発の“超”出玉が潜んでいます。このスペックを一言で表現するなら、まさに「重いが、熱い」。RUSH突入率は約59%、継続率は77%と、バランスと爆発力の両立が図られた仕様で、“あの頃の慶次”に最も近い仕上がりとなっています。「リスクを背負ってでも、一撃を狙いたい」と考えるユーザーにとって、まさに刺さる一台と言えるでしょう。
本機が狙いを定めているのは、いわゆる一般的なパチンコファンだけではありません。「かつて慶次に心を燃やした40~50代の元ファン層」「スマパチに違和感を抱きつつも、再び熱くなれる台を求めている中堅層」「“初代リスペクト”というキーワードに価値を見出す演出重視の若年層」など、多様なペルソナに向けて設計されています。
だからこそ、本機のプロモーションでは、スペックだけでなく、「情緒」や「物語」をどう伝えるかが重要となります。『花の慶次 黄金の一撃』は、スマパチ時代における“挑戦作”であると同時に、“回帰作”でもあります。それは過去を懐かしむのではなく、「過去の魂」を令和のユーザーへと再発信する文化的な試みとも言えるでしょう。今のユーザーは、新たに“語れる台”を求めています。この“黄金の一撃”が、その象徴となる可能性を秘めています。
[販促ポイント]
①「40~50代の元ファン向け」デザイン事例
『CR花の慶次S–V』が登場した頃、仲間と並んで打ったあの頃の記憶。彼らが求めているのは、一瞬のロマンと、若き日の高揚感の“再体験”です。誰に、どのような気持ちで、どんなストーリーで打ってもらいたいのかを明確にすることで、ポスターやSNS投稿、POPのトーンにも方向性が生まれます。

販促事例①「40~50代の元ファン向け」デザイン事例。
②「再び熱い台を探している中堅層向け」デザイン事例
近年の出玉設計や継続率に“似たような台ばかり”と感じている方も少なくありません。『花の慶次 黄金の一撃』は、そんな“物足りなさ”を抱く中堅層や若年ヘビーユーザーにとって、再燃のきっかけとなるかもしれません。彼らの気持ちに寄り添うようなストーリーを盛り込んだ販促デザインを意識してみましょう。

販促事例②「再び熱い台を探している中堅層向け」デザイン事例。
◆プロフィール
梶川弘徳(かじかわ ひろのり)
株式会社CFY代表取締役
ホール企業で営業部長として営業戦略や組織マネジメントの責任者として活躍し、2009年33歳で㈱CFYを設立して現在に至る。座右の銘は会社名の由来でもある「Crazy For You(あなたのために)」
URL:https://amuse.cfy.jp/
Mail:info@cfy.jp



