DMMぱちタウンフォーラムは10月1日、都内六本木のDMM.com東京本社で、究極のリーダーシップ」をテーマにした講演会を開催した。当日は講師として、居酒屋「てっぺん」創業者であり、これまで数多くの経営者・アスリートらを指導してきたメンタルトレーナーの大嶋啓介氏が登壇。約150人のホール関係者が訪れた。
冒頭、大嶋氏は「チームが変われば業績も変わる」と強調。圧倒的な成果を上げる組織の共通点は「明るさ」であり、職場の空気が業績に直結すると説いた。特にサービス業においては、リーダーが醸し出す雰囲気がそのまま職場全体の活気となり、数字の結果にまで反映されるとした。
続いて、人材育成の本質について、「やり方ではなく、リーダーの“在り方”が9割」と指摘。「部下の能力を引き出す鍵は、リーダー自身がどのような生き様を見せるかにかかっており、尊敬や信頼を集める存在であるかどうかが組織の成長を左右する」と呼びかけた。
また、成果を最大化するメンタルの条件として、「ワクワク」が潜在能力を引き出す最強の要素であり、楽しさを伴う組織ほど人材が急成長すると説明。大嶋氏自身が指導した甲子園出場校やプロゴルファーの事例を交えながら、感謝とワクワクが溢れるチームが驚くほど成果を上げることを指し示すとともに、こうった状態をいかに仕組み化し、職場に浸透させるかがリーダーの役割だと訴えた。
最後に大嶋氏は「リーダーが上機嫌であることが最大の成功要因」と締めくくり、参加者に向けては、「まずは自分自身が楽しむ姿を見せ、仲間の可能性を信じ抜いてほしい」と語りかけた。