
パチンコ業界の関係者ら約80名がボランティアに参加。
東京都多摩市の重症心身障害児(者)施設「島田療育センター」で9月27日、恒例行事「わいわい祭り」が開催され、パチンコ業界の有志で組織する「島田療育センターを守る会」(飛田正雄代表世話人)のメンバーなど約80名がボランティアとして参加し、イベントを支えた。
このお祭りは、施設で過ごす入所者たちに夏の思い出を提供するセンターの恒例行事。近隣にも開放され、地域住民との交流の場にもなっている。
守る会のメンバーらは、パチンコ・パチスロ実機や千本づり、黒ひげゲームなどの縁日風アトラクションを出展。さらに来場者へのドリンクサービスや交通整理、敷地の除草作業まで行い、幅広い形で支援した。
島田療育センターを運営する社会福祉法人日本心身障害児協会の藤井康弘理事長は「守る会の皆さまには毎年応援していただき、草むしりまでやっていただき感謝しかない。施設を多くの方に知っていただき、入所者と交流していただくことは共生社会の実現に不可欠。今後もご支援をお願いしたい」と謝意を述べた。
島田療育センターは1961年、日本初の重症心身障害児施設として開設。土地約1万坪を当時の東京・日本橋遊技場組合長の島田伊三郎氏(故人)が寄贈したもので、遊技業界における草分け的な社会貢献事例とされている。その縁から1975年に都内の業界有志が「守る会」を結成。以降、寄付金やボランティア活動を通じ、物心両面での支援を続けている。